人気作品の完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる 。
2025年4月~はアニメ放送も決定しています。
そんな完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られるは完結しているのでしょうか。
完結している場合、結末が気になりますよね。
そこで今回は、完璧すぎて可愛げがないと小説ネタバレ!完結した結末はどうなる?について解説していきます。
本記事でわかること
- 完璧すぎて可愛げがないと小説ネタバレ
- 結末どうなる?
完璧すぎて可愛げがないと小説ネタバレ
ここからは完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られるの小説1~3巻までのストーリーを紹介していきます。
以下、1~3巻のネタバレを含みますのでご注意ください。
1巻ネタバレ
主人公のフィリア・アデナウアーは「可愛げがない、愛想がない、真面目すぎて面白みがない」と言われ続けてきました。
両親はフィリアが結婚できるようにとスパルタ教育を施しました。
さらに聖女の家系であるがゆえ、完璧な聖女になるための修行も。
厳しい修行のおかげで、歴代の聖女の中で最高の力を持つと評され、王国の第二王子であるユリウス殿下の婚約者に。
しかしユリウス殿下には「フィリアは可愛げがないが、妹は可憐で愛嬌があって守ってあげたくなる」と言われてしまいます。
ミアはフィリアにとっても自慢の妹。
ユリウス殿下はフィリアと婚約しているにも関わらず、ミアと結婚すると言い出したのです。
姉思いのミアはきっと遠慮するだろうということで、ユリウス殿下はフィリアを隣国のパルナコルタ王国に紹介。
反論するフィリアでしたが、すでに両親も了承済みと言われてしまうのでした。
フィリアは両親に口止めされ、ミアに本当のことを言えないまま、国を去ることに。
パルナコルタ王国に到着したフィリアを司教のヨルンを始めとする人々が熱烈に歓迎してくれます。
歓迎会に戸惑うフィリア。
そこへ金髪の男性が自分が作った野菜の味はどうかと声をかけてきます。
フィリアは農家の人なのかと思い返事をしますが、その男性はオスヴァルト殿下と呼ばれており…
オスヴァルトは、フィリアに「金で買うような真似をしてしまって申し訳ない」と謝罪。
「いつかこの国を愛してもらえるよう努力する」と言うオスヴァルトの言葉に、自分は故郷を愛しているのかと自問自答するフィリア。
フィリアの住まいとして案内された場所は、一人で住むには十分すぎる大邸宅でした。
さらに執事やメイドまで常駐させるという好待遇。
フィリアはこれまでの生活との違いに、ありがたさとプレッシャーを感じていました。
翌朝、聖女の務めを果たそうと出掛けると、執事のレオナルドとメイドのリーナも同行。
フィリアが聖域(サンクチュアリ)を作るために必要な「聖なる光の柱」を作り出すと、あまりの早さにレオナルドは驚きます。
聖女としての務めを休みなく行おうとするフィリアに、レオナルドとリーナは休むよう言います。
これまで体を気遣われたことなどなかったフィリアは戸惑いの連続で…
その後。レオナルドとリーナは毎日フィリアに同行することに。
ある日、フィリアは魔界が地上に近付いて来ているかもしれないと気付きます。
レオナルドはそのことを殿下に報告し、その日のうちにオスヴァルト殿下が対策本部を設置。
故郷が気になったフィリアは、ミアに手紙で知らせることに。
後日、返事が届きますが、ミアはどうやらフィリアからの手紙を読んでいない様子。
ミアは勘が良く、最近の魔物から違和感を感じており、そのことについてフィリアから自分に知らせがないことをおかしいと思っていたそう。
おそらく手紙は両親によって握りつぶされているのでしょう。
困ったフィリアはレオナルドとリーナに相談。
するとメイドの一人で、忍者だというヒマリに頼むのが得策だという結論に。
ヒマリに手紙を託して5日後、ヒマリはミアに無事手紙を渡し、戻ってきました。
フィリアはミアの様子をヒマリから聞きますが、不安は消えません。
その様子を見てヒマリはミアの護衛を申し出ます。
フィリアはヒマリの想いを聞き、ミアの護衛を頼むことに。
そんな時、フィリアの元へパルナコルタ王国の第一王子のライハルト殿下が訪ねてきます。
ライハルト殿下は突然、フィリアに求婚。
フィリアは驚きと戸惑いで困っているとライハルト殿下は「ゆっくりと考えてください」と微笑み、部屋を後にします。
ライハルト殿下が去った後、すぐにオスヴァルト殿下がやってきてフィリアを心配し「遠慮なく申し出を断っていい」と言います。
そして、妹の身も案じてくれるオスヴァルト殿下は、支援できるよう掛け合ってみると言い出し…
別の日、マーティラス家の四女のグレイスに古代術式である破邪魔法陣を教えることになったフィリア。
素直で物覚えのよいグレイスは順調に成長していきます。
ある日、グレイスの修練に付き添うフィリアの元へオスヴァルト殿下がやってきます。
そしてユリウス王子がフィリアの返還を求めてきていると報告。
どうやらジルトニア王国の状況は思った以上に悪いそう。
パルナコルタ王国の国王と第一王子は返還を断るつもりだが、一応フィリアに伝えたとのこと。
どうするべきかと悩むフィリアの様子を見て、オスヴァルト殿下は「パルナコルタ騎士団をジルトニアへの援軍として派遣しようと提案した」と告げます。
その夜、フィリアはヒマリが代筆したミアの手紙を受け取ります。
手紙の内容は、国王陛下の薬の処方方法を教えてほしいということ、ミアがユリウス殿下を失脚させようと動いているというもので…
ある日、フィリアは国王エーゲルシュタイン・パルナコルタから呼び出され、王宮へ。
国王はフィリアの功績を称え、望みをかなえようと言います。
考えるフィリアに、国王は「妹を助けたくはないのかね?」と尋ね、フィリアは「助けたいと思っています」と返事。
国王はフィリアの想いに全力で応える準備をしようと約束してくれます。
その後、ジルトニア王国は魔物と激しい戦いを余儀なくされるも、パルナコルタ騎士団、フィリア、グレイスの助けでピンチを乗り越えます。
ミアが魔物討伐に力を使いすぎて倒れていることろにフィリアが駆け付け、救出。
回復したミアから両親がフェルナンド殿下の暗殺の主犯として投獄されたことを聞かされ…
後日、ミアは少しの間フィリアの元で古代語の勉強と古代術式の修行を行うことになりました。
そしてフィリアには「大聖女」の称号が付与されることに。
フィリアはオスヴァルト殿下の農園の手伝いをする中で、彼の優しさに触れ、幸せとはこういうものなのかと少しわかってきたのです。
2巻ネタバレ
ある日、フィリアとオスヴァルト殿下は街へ買い物へ出かけていました。
そこで、一人の令嬢が消えてしまったという事件に遭遇。
消えた令嬢の執事のジョンに事情を聞くと、購入した小箱を鞄から取り出した瞬間に目の前から消えてしまったと言うのです。
オスヴァルト殿下はフィリアにそのような魔法が実在するのかと尋ねます。
フィリアもこんな魔法に心当たりはないものの、絶対ないという確信はないため、可能性はあると返答。
とにかく消えた令嬢カレンを探すことに…
同様の事件がパルナコルタでは3名。ボルメルンでは5名、ジルトニアでは2名発生しており、確認されてるだけで大陸全土で40人近い被害が出ているということが明らかに。
事件を調査していたヒマリから聖女国際会議(セイント・サミット)と呼ばれるものを開催する動きがあること、ジルトニアの地下牢に投獄されていたユリウスが消えたことの報告を受けます。
後日、ダルバート王国から退魔師が来ることを知らされたフィリア。
フィリアはまさか悪魔がいるなんてと半分信じられない様子でした。
その夜、フィリアを狙う何者かが護衛のフィリップを倒し部屋に侵入。
その男は真っ白な肌に虚ろな目をし、不気味な笑みを浮かべていました。
フィリアを守ろうとしたヒマリとレオナルドも眠らされ、男はフィリアへ近づき、術を発動。
しかしその術がフィリアにかかることはなく、反対にフィリアは光の鎖で侵入者を縛り、動きを封じることに成功。
男は「やっぱ強い女ってのは唆るよなぁ、あの方が欲しがるわけだ」と意味深な発言。
フィリアが何者かと尋ねたその時、男の首から上が吹っ飛びます。
そして真っ赤な鎌形刀剣ファルシオンを片手に携えた金髪の少女が姿を現したのです。
その少女はエルザ・ノーティスと名乗る退魔師で、フィリアの誤診警護に来たと自己紹介。
エルザはフィリアに「悪魔を見たのは初めてかしら?」と質問します。
フィリアは「初めてなのはもちろん、この悪魔がまだ生きていることに驚いている」と答えると、エルザは「思った以上に鋭いわね」と言い、首を跳ねた男に声をかけます。
マモンと呼ばれたその男は自分で首を戻してみせ、信じられない状況にフィリアたちは驚愕。
マモンは、エルザの家系に代々仕えている使い魔だそうで、エルザの話を最後まで聞かず先走ってしまったそう。
一同は一旦落ち着き、エルザから詳しい話を聞くことに。
神隠し事件の首謀者は、魔界でも屈指の実力者の一人であるアスモデウスという人物で、目的は最初の聖女で先代の大聖女フィアナの復活とのこと。
若い女の魔力を大量に集め、さらにフィリアの肉体を依代にすることでフィアナを復活させようとしているのだと。
エルザは魂は輪廻転生を繰り返していることを告げたうえで、現在フィアナの魂はフィリアの中にあると宣言。
マモンはフィリアが使った術式が400年前にフィアナが使っていた術式と全く一緒の魔力の波動だと言います。
フィリアが巨大な術式を発動させたことで魔界にいたアスモデウスはフィアナの生まれ変わりが、この大陸にいることを感知。
そしてこの計画を思いついたそう。
最終的にエルザはフィリアの護衛として屋敷に住むことに。
一週間後に聖女国際会議が迫る中、屋敷には徐々に聖女たちが集まってきていました。
聖女国際会議の前夜、フィリアの元へユリウスに取り憑いたアスモデウスが姿を現します。
エルザによってアスモデウスは祓われ、その手下の低級の悪魔を捕獲。
その悪魔は神隠し事件の犯人で、普通の人間には姿は見えず、魔界の入口にある主人のアジトに対象を連れていくことができる能力の持ち主でした。
翌日、いよいよ聖女国際会議が開催。
フィリアはオスヴァルト殿下に低級の悪魔の実体を捉えることのできるメガネを手渡します。
会議室に入ると、フィリアに拍手が一斉に送られます。
会議にはジルトニア、ボルメルン、ダルバート、アレクトロン、ジプティア、アーツブルグの聖女が参加。
他の国の聖女たちから次々と声をかけられるフィリアをミアは微笑ましく見守っていました。
最初の議題は「神隠し事件」で、フィリアは犯人が悪魔だということ、アスモデウスがフィアナの復活を目論んでいることを報告。
その報告を受け、フィアナ・イースフィルの子孫であるアリスは「フィリアさんさえ捕まらなかったら、捕まった方々は生かされたままのはず。なので、私たちは持てる力を結集してフィリアさんを死守しなくてはなりません」と発言します。
会議は結界術や治癒術についての情報交換の場となり、有意義な会議となりました。
会議が盛り上がる中、突如侵入者の報告が。
侵入者を知らせる兵士の後ろからユリウスが現れます。
ミアが攻撃を繰り出しますが、ユリウスには効果がないようで…
ユリウスはアスモデウスに操られ、低級悪魔たちを出現させ、フィリアを奪いにやってきたのです。
聖女たちは全員、フィリアを守ろうと団結しますが、ユリウスが魔力を開放したことで大爆発を起こし、王宮は半壊。
さらに強力な魔力でフィリアたちを追い詰めます。
しかしフィリアはアスモデウスからの誘いを断固として断ります。
アスモデウスはフィリアの師匠のヒルデガルトを人質に。
「フィリア、母親の命が惜しいのなら僕に付いてこい」と脅すアスモデウス。
アスモデウス曰く、フィリアが両親だと思っていた人間にヒルデガルドは娘を奪われたとのこと。
ヒルデガルドはフィリアに自分を見捨てるよう言いますが、フィリアは「絶対に見捨てません」と言い、アスモデウスに手を伸ばし…
フィリアはアスモデウスの手を握り、自らの魔力を悪魔の体内に流し込みました。
アスモデウスは苦しみ、ヒルデガルドを手放します。
苦しみながらも攻撃をやめないアスモデウスに、追い打ちをかけるよう攻撃を繰り出すクラウスとエルザ。
しかしアスモデウスに吹き飛ばされてしまい、エルザは絶体絶命…
エルザへ振り下ろされたアスモデウスの手刀はフィリアの脇腹に。
フィリアの意識は遠のいていきます。
気付くとフィリアはアスモデウスに抱えられ、空中に。
フィリアが目覚めたことに気付いていない様子のアスモデウスに再び魔力を流し込みます。
アスモデウスは苦しみ、フィリアを離し、フィリアは落下。
どう受け身を取ろうかと考えていると、そこへエルザとマモンが現れ、キャッチしてくれました。
なおも追いかけてくるアスモデウスにフィリアは大閃光球(フラッシュボール)を放ち、撃退。
地上に降り立ち、自分に治癒魔法をかけ回復したフィリア。
神隠し事件の被害者たちが「常闇の魔城」にいることを突き止めたフィリアたちは城内へ。
そこにはどことなくフィリアに似た雰囲気の人形が並べられており…
なんとか被害者たちの場所を見つけたフィリアは救出しようとしますが、そこへアスモデウスが姿を現します。
アスモデウスはジルトニア王国で投獄されているはずの両親をフィリアの前に差し出します。
またしても人質作戦に出たアスモデウスは、フィリアを隣国に売り飛ばした両親を見捨てるところを見たいと言い、「君が命じれば喜んで殺すよ」と。
フィリアはアスモデウスに降参し、両親を開放するよう告げます。
アスモデウスに拘束されたフィリアの魂が抜かれようとするその時、どこからか槍が飛んできて、アスモデウスの腕を切断。
その槍はオスヴァルト殿下の槍でした。
フィリアはオスヴァルト殿下たちが近くまで来ていることに気付いており、オスヴァルト殿下なら助けてくれると信じてアスモデウスに拘束されることを選択。
しかし、完全な悪魔として覚醒したアスモデウスには歯が立ちません。
瓦礫に埋もれてしまったフィリアの元へ飛んできたフィアナ人形。
フィリアの頭の中に突如フィアナの記憶が流れ込み、追体験します。
そしてフィアナがフィリアの頭の中に「アスモデウスを倒すのに手を貸してください」と語りかけてきてきました。
フィアナ様が400年前にアスモデウスを封印した魔術によって巨大な剣を出現。
その剣でアスモデウスを倒すことに成功します。
そして地上に戻ったフィリアは、オスヴァルト殿下からプロポーズを受け…
3巻ネタバレ
フィリアとオスヴァルト殿下は新しい薬を作るための薬草を採取するため、2人で山へ。
オスヴァルト殿下のプロポーズを受け、婚約者となってからは2人で出かけることも増えました。
山の頂上に2人で上り、美しい景色を見ました。
話題は聖女国際会議以降、フィリアは各国の聖女たちと情報交換をするようになった話や、新婚旅行について。
下山五、アリスの手紙に教皇様はご病気であまり長くないと書かれていたことを報告します。
翌日、フィリアはパルナコルタ教会を訪問。
ヨルン司教は、アスモデウスに破壊された大聖堂の改修設計図をフィリアに見せてくれます。
その大聖堂では半年後にフィリアとオスヴァルト殿下の結婚式が行われることになっていました。
フィリアはヘンリー大司教の話題をヨルン司教にふってみると、ヘンリー大司教が過去にライハルト殿下と言い争っていたことが判明。
それから2週間後、フィリアの元にアリスから教皇が亡くなったという内容の手紙が届きます。
皆に喪に服すよう指示を出していると、そこへエルザとマモンが訪ねてきます。
エルザにこちらに来た理由を聞くと、どうやら新しい教皇に挨拶に来たそう。
フィリアが新しい教皇とは誰のことなのだろうと疑問に思っていると、エルザは「就任おめでとう、新教皇フィリア・アデナウアー」と言い出します。
亡くなった教皇の遺書に、次期教皇は大聖女であるフィリアを指名すると書かれていたと説明。
フィリアは、それが本当だとして、教皇になるにはこの国を離れなければいけないので、それはできないと答えます。
エルザは、フィリアの代わりにアリスが来ることになっていると話します。
リーナもフィリアがオスヴァルト殿下と婚約したことを話し、国を離れるわけにはいかないと説明。
エルザは教皇の命令は絶対で、拒否権はないと告げ、一週間だけ考える時間をくれるとのこと。
翌日、ライハルト殿下に呼び出されたフィリア。
フィリアが教皇に指名された話になり、オスヴァルト殿下は「こんなの理不尽だ」とライハルト殿下に食い下がります。
しかしライハルト殿下は、オスヴァルト殿下へフィリアと一緒にダルバート王国に行くよう命令。
ライハルト殿下はフィリアにもオスヴァルト殿下を説得するよう言いますが、フィリアもオスヴァルト殿下と同じ考えだと主張。
そして、この話には初めから違和感があると宣言。
なぜ通例通り大司教の誰かが教皇に選ばれていないのかという点。
結局話は平行線となり、フィリアはオスヴァルト殿下と相談する時間をもらうことに。
フィリアとオスヴァルト殿下は2人で話し合うと、フィリアはオスヴァルト殿下に一緒にダルバート王国に来てほしいと告げます。
先ほどとは反対の意見を出したフィリアに驚くオスヴァルト殿下。
フィリアは「教皇になりに行くのではなく、教皇になるようにという命令を取り消してもらう為にクラムー教の本部に直談判しましょう」と宣言。
オスヴァルト殿下は心配しながらも、フィリアの考えに賛同し、同行を承諾。
その後、フィリアはマモンに教皇の遺書を保管していたのは誰かと尋ねます。
教皇の遺書を保管していたのはヘンリー大司教だと判明。
何かを考えたフィリアは、ヒマリに調査を依頼します。
そして猶予期間の一週間が過ぎた頃、屋敷の中庭にフィリア、オスヴァルト殿下、エルザ、マモンが集合。
教皇になるのを取り消してもらうよう直談判する予定だとエルザに伝えると、エルザは自分もそうしたけどダメだったと告げます。
エルザはフィリアとオスヴァルト殿下の幸せを考えての行動だとわかっていても、フィリアはこの国でのオスヴァルト殿下と生活を諦めるわけにはいきませんでした。
フィリアは「遺書は偽物の可能性があり、ヘンリー大司教が書き換えたかもしれない」と告げ…
ダルバート王国に到着したフィリアたちは、まずオルストラ大司教と会うことに。
挨拶もそこそこに、オスヴァルト殿下は、フィリアが教皇になるのを断りに来たと宣言。
オルストラ大司教はかなり驚きます。
フィリアは遺書が書き換えた可能性があることと、その犯人がヘンリー大司教ではないかと考えていると説明。
フィリアは動機まで予想しているようで、ヘンリー大司教に会って確認したいと申し出ます。
翌日、クラウスと話す中で、ヘンリー大司教の妹がパルナコルタの先代聖女のエリザベスだということが明らかに。
いざヘンリー大司教と顔を合わせたフィリア。
ヘンリー大司教はフィリアを大袈裟に褒めてくれますが、目は笑っていません。
そしてヘンリー大司教が悪魔を従えていることに気付きます。
ヘンリー大司教曰く「きちんと契約を結んでいて、彼らは私に絶対服従である」とのこと。
フィリアはヘンリー大司教から得体の知れない気配を感じるのでした。
場所を変え、ヘンリー大司教の屋敷に到着したフィリアたち。
フィリアはヘンリー大司教に直接遺書を書き換えたことを問い詰めますが、ヘンリー大司教は認めません。
証拠はあるのかと問うヘンリー大司教に、フィリアはヘンリー大司教の妹であるエリザベス・マーティラスの死が関係しているのではないかと返答。
「エリザベスは関係ない」と言いつつも明らかに様子が変わったヘンリー大司教。
オスヴァルト殿下の判断により一旦引き上げることに。
フィリアはヘンリー大司教の反応からヘンリー大司教が遺書を書き換えた、それには妹の死が大きく関わっていると確信します。
夕食時、調査を依頼していたヒマリが戻り、調査結果をみんなの前で報告。
ヒマリは先代聖女エリザベスの遺体の場所を探っていたと明かし、皆が知っているエリザベスの墓は空っぽだと言います。
そしてまずはヘンリー大司教について調査を開始。
ヘンリー大司教はエリザベスの遺体をダルバートに連れて帰りたいとライハルト殿下に要求しますが、ライハルト殿下は拒否。
納得いかないヘンリー大司教は、エリザベスの死の原因はライハルト殿下にあると言い出したそう。
元々ヘンリー大司教はエリザベスが聖女として活動することに反対で、エリザベスが亡くなったことでヘンリー大司教の怒りの矛先はライハルト殿下、そしてパルナコルタ王国に向かったのだと。
ヘンリー大司教の目的は恐らくパルナコルタ王国への復讐。
オスヴァルト殿下はその報告を聞き「兄上だってエリザベス殿のことは気に病んでいた、見ていられないって程に。それに彼女をずっと支えていた」と取り乱します。
フィリアは冥府の神ハーデスが使ったという死者の魂と会話をする魔法をなんとか修得し、教皇の魂に語りかけ真実を明らかにすると決意。
その日からフィリアの魔法修得訓練は開始されますが、なかなかすぐには修得できません。
そんな中、ミアがフィリアの元へやってきます。
なんでもミアはライハルト殿下から2人を助けてほしいと言われ、来たそう。
ミアに詳細を話すと、ミアはヘンリー大司教の目的は本当に復讐だけなのかと言い出します。
ミアは「やけに簡単にボロが出ていて怪しい」と。
フィリアはミアの言葉にはっとさせられ、自分が大きな思い違いをしているかもしれないと考え出し…
とうとう迎えた教皇継承の儀式の日。
フィリアは祭壇に近づき、降霊魔法を発動させ、無事に教皇の魂を呼び出すことに成功。
周囲は教皇の魂が現れたことに驚き、ザワつきます。
フィリアは教皇に「次期教皇に私を指名したというのは本当か」と尋ねると、教皇は「そんなはずはない、次期教皇にはヘンリー大司教を指名した」と回答。
ヘンリー大司教に詰め寄ろうとしますが、ヘンリー大司教は怪しげに笑うと片腕を引き上げ突風を起こします。
さらに祭壇には檻がせり上がり、フィリアは閉じ込められてしまいます。
「その檻は魔力を吸収する金属で出来ている、神の魔力は頂いた」と勝ち誇った表情で告げるヘンリー大司教。
ヘンリー大司教はハーデスを復活させ、エリザベスを生き返らせることが目的だったよう。
フィリアはハーデスの魔法を習得するよう仕向けられていたのです。
さらにヘンリー大司教はハーデスの力を自由に使うため、「神隷の杖」をも手下たちに準備させていたのです。
ヘンリー大司教はエリザベスを復活させ、フィリアを殺すと宣言。
しかし神隷の杖はミアによって守られており、ヘンリー大司教の元へは届きませんでした。
オスヴァルト殿下が檻を破壊し、フィリアは救出。
追い詰められたヘンリー大司教でしたが、水晶玉を掲げて無理やり術式を発動させ、冥府の神ハーデスを目覚めさせてしまいます。
なんとか神隷の杖を受け取ったフィリアは、ハーデスに再び眠りにつくよう命令。
しかし二度も強力な魔法を使ったせいでフィリアの体は限界に達し、倒れてしまいました。
フィリアが次に目を覚ますと、オスヴァルト殿下の腕の中でした。
結果、ヘンリー大司教は投獄され、次期教皇は緊急で行われたクラムー教本部内の選挙によってオルストラ大司教が選出。
フィリアが教皇にはならず、パルナコルタ王国に帰還することに。
その後、フィリアは降霊魔法を使い、エリザベスの魂を呼び寄せ、ヘンリー大司教と再会させました。
エリザベスは「私は最期まで愛する国を想うことが出来て幸せだった。ライハルト様にはごめんと伝えて。あの方と共にパルナコルタ王国を愛して、尽くせた時間が私の生きた証だった、と」と。
ヘンリー大司教はエリザベスの本当の気持ちを知り、涙を流します。
エリザベスは去り際、フィリアにも声をかけてくれました。
パルナコルタ王国に無事帰還したフィリアたち。
ライハルト殿下はフィリアたちが戻ってくると信じていたようで、結婚式の準備を進めてくれていました。
フィリアとオスヴァルト殿下は結婚式の大量のリストに目を通しながら、幸せをかみしめるのでした。
完結した結末はどうなる?
予想
フィリアとミアはそれぞれのパートナーと幸せに暮らす
完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られるの小説は、2025年1月時点で完結していません。
結末は予想となりますが、フィリアとミアはそれぞれのパートナーと幸せに暮らす結末となるでしょう。
フィリアを隣国に売った両親、ユリウスたちにはそれ相応の罰を受けさせ、復讐を完了。
様々な敵と戦いつつ、2人は聖女としての力を強め、しっかり国を守っていくと考えられます。
そして、フィリアとミアはそれぞれの国で、パートナーと幸せに暮らすと予想。
話の進み具合によっては、子どもの誕生や、その後のストーリーも描かれるかもしれませんね。
完璧すぎて可愛げがないと小説ネタバレ!完結した結末はどうなる?のまとめ
記事のまとめ
- 完璧すぎて可愛げがないと小説ネタバレ
1~3巻までネタバレ - 結末どうなる?
フィリアとミアはそれぞれのパートナーと幸せに暮らす
完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られるの小説はまだ完結していませんでしたね。
この記事では、完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる の小説1~3巻のネタバレを交えつつ、ストーリーを紹介してきました。
恐らく結末はフィリアとミアはそれぞれのパートナーと幸せに暮らすと予想されます。
どのような結末を迎えるのか、今後の展開に期待しましょう!