眉月じゅんさんによる人気作品の九龍ジェネリックロマンス。
2025年4月からはアニメ放送が開始、さらに夏には実写映画の上映も決定してる話題作です。
そんな九龍ジェネリックロマンスの漫画は最終回を迎えているのでしょうか。
また、完結している場合は結末のネタバレが気になりますよね。
そこで今回は、九龍ジェネリックロマンス最終回ネタバレ?結末どうなる?について解説していきます。
本記事でわかること
- 九龍ジェネリックロマンスは完結している?
- 九龍ジェネリックロマンス結末どうなる?
九龍ジェネリックロマンスは最終回ネタバレ?
結論
2025年2月時点で完結していない
九龍ジェネリックロマンスの漫画は、2025年2月時点で完結していません。
「週刊ヤングジャンプ」にて2019年49号より連載中。
単行本は10巻まで発売されています。
作中に散りばめられた謎がどう解明されていくのか、物語の行方が気になるこの作品。
どのような最終回の結末を迎えるのか期待が高まります。
九龍ジェネリックロマンスネタバレ
ここからはこれまでの九龍ジェネリックロマンスのストーリーをネタバレを交えつつ紹介していきます。
以下より漫画1~10巻のネタバレを含みますのでご注意ください。
1巻ネタバレ
収録話:1~8話
九龍にある不動産会社の旺来地産公社で働く鯨井令子は、同僚の工藤発に密かに想いを寄せていました。
一緒にランチへ行く際、新しくできた店に行きたいという令子でしたが、工藤はいつもの店へ。
その後、令子が「クーロンって新しい店すぐに潰れるじゃないですか」と言うと、「クーロンは懐かしい場所であるべきだから」と答えました。
ある日、令子は靴を新調。
店員に「素敵な靴は素敵な場所へ運んでくれる」と言われます。
その足で若者に人気の朝日通りでお菓子を購入。
翌日会社でお菓子を渡します。
工藤は「あのしょーもねー通りか」と言い、朝日通りを毛嫌いしている様子。
令子が朝日通りを案内すると言っても断られてしまいました。
その後、工藤とご飯を食べに行くことになった令子。
またいつもの店かと思っていると、工藤は別の方向へ。
工藤が連れてきてくれたのは黄昏横街にあるご飯屋さんでした。
令子は黄昏通りに来たのは初めてで、美味しいご飯に心がほっこりします。
ご飯の後、工藤の行きつけの店へ。
店員は令子にスイカをサービスで出し、スイカ好きの令子は喜びスイカをシャクシャク食べ始めます。
その姿を見て工藤は「お前ってゲンキンなやつだなぁ」と言って笑いました。
「スイカ食べてからタバコ吸うとおいしいんですよ」と令子を無言で見つめる工藤。
令子が変ですかねと聞くと工藤は「同じことを言ってた人が前にいたなと思って」と答えます。
続けて工藤は「いいよな、そういうクセがあるって、思い出せるだろ、そのクセの持ち主を」と言いました。
店を出る際、店員はニコニコして「工藤さんがまた彼女を連れてきてくれたのが嬉しい」と。
令子は彼女じゃないと訂正しようとしますが工藤はそのまま店を出てしまいました。
別れ際、工藤は令子に金魚をプレゼントしてくれました。
家に帰り、令子は店員が言った言葉と工藤の言葉を思い出し…
ある日、ある物件の部屋の壁を塗り替えていた玲子。
エアコンのないその部屋での作業はあまりにも暑く、玲子はフラついてしまいます。
そこへ工藤が現れ、玲子を抱きかかえてくれます。
玲子は工藤への想いを自覚。
別の日、事務所で眠る工藤を起こそうとする令子でしたが、目を覚ました工藤にキスをされてしまいます。
驚いて尻もちを着いた令子に工藤は「悪い、間違えた」と言い、その場を後に。
翌日、いつも通りの工藤に対し、玲子は意識しまくり。
食事に出かけた工藤の散らかった机を片付けようとする令子は、工藤が誰かと写った写真を見つけて…
工藤の行きつけの喫茶店に向かった令子。
店員に工藤の写真を見られ「その日は楽しかったですね」と言われ令子は「この日のことご存じなんですか?」と問います。
「知ってるも何も、僕がこの店で撮ったんじゃないですか、あなたと工藤さんの婚約祝いに」と。
その写真には、工藤の隣に令子そっくりの女性が写っていて…
2巻ネタバレ
収録話:9~17話
工藤は過去を思い出していました。
過去に工藤が出会った鯨井令子という女性は、今の工藤のように同じ店で毎日食事をしていました。
スイカの後にタバコを吸うのも令子のクセだったよう。
工藤との身に覚えのない2ショット写真を見た後、過去に対応したお客さんの楊明から声をかけられる令子。
元気がない令子を気にして家に招いてくれました。
令子は写真を見せ、一緒に写っているのは自分ではないと説明。
さらに自分には記憶がないことを告白します。
楊明は「過去がない人間なんて他にもいるよ」と言い、自分は全身整形していると。
「どれが私で私じゃないかは私が決める」と言いました。
令子と楊明はそれから定期的に会うようになり、親しくなっていきました。
楊明は工藤と令子の写真について、写真に写っている令子らしき人は同じ人で、令子はその時の記憶を失っていると予想。
工藤は令子の耳にピアスの穴が開いていないことを呟きます。
蛇沼グループの代表取締役の蛇沼みゆきという男が登場。
蛇沼グループはジェネリックテラ建設にアドバイザーという形で参加していました。
令子は楊明さんと詳しい話を聞こうと工藤行きつけの喫茶店へ行くも、店員は既に店を辞めており話を聞くことはできませんでした。
令子は写真に写っていた令子(鯨井B)と似たような恰好、似たイヤリングをして工藤の前に。
工藤は一瞬動揺し、令子が「ピアスではなくイヤリングです」と言うと激怒してしまい…
翌日、仲直りしていつも通りに戻る2人。
この日は令子の食べたいレモンチキンを食べに行くことに。
食事へ行く途中、水たまりを避ける令子に咄嗟に手を差し出す工藤。
「また誰かと間違えてる」と令子が言うと、工藤は「お前を見ている」と返し…
3巻ネタバレ
収録話:18~26話
工藤は麻雀仲間のお店の修理をした後、熱中症のような症状になってしまいます。
鯨井Bは、「私の家近いし、休んでく?」と工藤を部屋へ誘います。
ぼーっとしたままの工藤はそのまま鯨井Bについていきますが、ふと我に返り「女性の部屋に入るのはやっぱ悪いすっよ」と。
鯨井Bは「全然気にしないわよ、面白いわね、工藤君って」と大笑い。
工藤は鯨井Bの部屋に入り、顔を洗って目を覚まします。
鯨井Bは工藤に九龍にきて1週間経つけどどうかと感想を尋ねます。
工藤は初めて経験することや初めて見る情景になぜか懐かしさを感じる感覚を少しずつ味わっていると回答。
鯨井Bは懐かしいとは「この胸に閉じ込めたい」ってことなんじゃないか、だから恋と同じだと言いました。
令子と工藤は休日出勤で買い出しへ。
そこで令子は素敵な水槽を見つけますが、買うか悩みます。
悩む令子に工藤は自宅まで運んでやるから買えと言い、令子は購入を決意。
2人はそのまま令子の家へ。
鯨井Bの部屋とはどこか違う令子の部屋。
工藤はベランダで鯨井Bの面影を感じながらタバコを吸い、吸い終わると部屋を後に。
令子は一人「また来てくださいね、私の部屋に」と呟くのでした。
ある日、仮面を付けた妙な男性にお金を拾ってらった令子。
その男性は工藤の行きつけの喫茶店へ行くと、以前令子と工藤に話しかけてきた店員のことを今の店員に尋ねます。
元店員の名前はタオ・グエンというらしいが、今の店員は知らないと回答。
一方、工藤もタオ・グエンについて聞き込みをしていました。
しかし行方を知る者はおらず…
令子の前に現れた仮面の男は、蛇沼に令子と会ったことを報告。
令子のことを聞かれた仮面の男は「色も匂いも感触もほぼ同じ」と言い、さらにグエンが行方不明と言うことも伝えます。
蛇沼は「鉢合わせたらどうなるかわかりませんから」と言い、仮面の男の仮面を外します。
仮面の男の素顔はグエンそっくりで、蛇沼は仮面の男にグエンと呼びかけ…
どうやらグエンと蛇沼は恋人同士のよう。
再び令子の前に現れたグエン。
令子がグエンに自分と工藤のことを知っているのかと確認すると「俺の知っている鯨井令子はこの世にいない」と返答が。
事務所に戻り、令子は工藤に自分は工藤が知っている鯨井令子ではないのでしょうと問います。
工藤は「知らないのはお前の方だろ、俺への気持ちも錯覚しているだけだよ」と。
令子は突然倒れてしまいます。
工藤の家で目を覚ました令子は、工藤に鯨井令子のことを聞くかと聞かれるも、拒否。
そして「工藤さんの恋人になりたい、鯨井令子のように」と告白。
4巻ネタバレ
収録話:27~35話
過去、鯨井Bは麻雀仲間と麻雀をする工藤に一緒にご飯行こうと誘います。
工藤は九龍に来て2ヶ月が経過していました。
行きつけの喫茶店が見つかったと鯨井Bに嬉しそうに話す工藤。
2人は工藤の歓迎会という名目で夜ごはんに行くことに。
ご飯の席で、工藤は鯨井Bに九龍を取り壊す計画があると聞いたことを伝えます。
鯨井Bは「既に一度なくなってるからね」と驚くこともなく返答。
工藤は時代と逆行してるし、ぶっちゃけなくてもいい場所だと言うと、鯨井Bは「みんな心のどこかに帰りたいって思ってるんじゃないかしら、なつかしさに」と。
酔っぱらってしまった鯨井Bは、工藤の行きつけの店に連れていけと言いますが、工藤はもっと常連になってからと断ります。
鯨井Bは工藤にキス。
工藤は驚きますが、すぐに受け入れるのでした。
現在、グエンは蛇沼に「鯨井玲子のクローンと会って違和感を感じた」と報告。
勝手な行動をしたグエンに蛇沼は怒ってしまいますが、グエンが令子はホクロの位置まで同じだったと伝えると、その言葉に引っ掛かります。
蛇沼は「クローンはホクロは再現されない」と言いグエンは「彼女はクローンではない?」と。
「なかなか楽しませてくれるじゃないですか」と蛇沼はにやっと笑いました。
蛇沼とグエンの会話から工藤までもクローンの可能性が出現。
グエンは自分が働いていた喫茶店に行ってみるも、裏口に作っていた野良猫が雨宿りできる小屋がありませんでした。
「この九龍は俺の知ってる九龍じゃない」と…
工藤の麻雀仲間の老人の一人、陳さんは蛇沼の病院に呼び出されていました。
そこに現れる仮面の男。
蛇沼は部下と電話をしており、電話の向こうでは部下が誰かを部屋に招き入れている様子。
「入りました」という言葉を聞くと、目を見開きます。
その後、蛇沼はグエンに「これで一からになりましたが、おそらく第2のあなたはもう存在しないでしょう」と話します。
グエンが安心したと返答すると蛇沼は「鯨井令子の死因はなんだったんですか」とグエンに質問。
グエンは「彼女の死因については口にしたくない、あれは何かの間違いだって当時工藤さんとも話したんだ」と。
一方、令子と工藤も、鯨井Bについて話していました。
鯨井Bがもうこの世にいないことを知っていると令子が言うと、工藤は「鯨井令子は俺が殺したんだよ」と意味深な発言。
令子が何を言ってるんですかと返すと、工藤は冗談だと笑い「もうこの世にいないってのはまじだかんな」と話すのでした。
5巻ネタバレ
収録話:36~44話
過去、工藤は自分の行きつけの喫茶店に鯨井Bを連れてきていました。
工藤は鯨井Bに「合格ですか?」と聞くと「アリ、合格です」と返ってきて、工藤は店員のグエンと喜びを分かち合います。
令子はグエンに「合格なんてえらそうにごめんなさい、でもほんといいお店」と声をかけ、グエンも「これからは工藤さんとたくさん来てくださいね」と。
グエンはお近づきの印と言ってスイカを置いていきました。
スイカを食べた後、美味しそうにタバコを吸う鯨井Bを見て、工藤は「うまそうに吸いますね」と言います。
クセみたいなものと鯨井Bは答え、工藤にはクセがないのかと質問。
工藤は「クセは無意識で出ることが多いから自分ではわからないです、いつも側にいる人とかに言われて初めて気付くんじゃないですか?」と回答。
鯨井Bはその回答に「じゃあ私が見つけてあげる」と返しました、
鯨井Bが店を去った後、グエンと工藤は鯨井Bについて話し、その様子を見たグエンは「すっかり恋してますね、九龍に」と工藤に話すのでした。
現代の工藤は、ぱっと目覚めると、まるで悪夢でも見たかのように大量の汗をかき「あああああ」と言って頭を抱え…
令子は、本棚の奥に転がっていた婚約指輪を見つけます。
楊明と令子は本物のダイアモンドの輝きを見て綺麗だと感動します。
休日明けの出勤日、令子と楊明は工藤に本屋さんに連れて行ってもらうことに。
令子はほしかった小説の下巻を見つけ手に取りますが、中身を確認すると途中から文字化けのようになっており…
一方、テレビ出演を終えた蛇沼は本家に呼び出されていました。
本家の旦那様に「お前の計画がとん挫するのであれば私にも考えがある」と言い、蛇沼の手を握ります。
さらに「お前のところで最近犬を飼っているらしいな」と言われる蛇沼。
家に帰り、グエンと夜を過ごした蛇沼。
グエンが目を覚ますと、蛇沼は手切れ金を用意しており、関係を解消したいと告げ…
本家で何かあったと勘づいたグエンは蛇沼に何があったのかと問い詰めます。
しかし蛇沼の答えは頑なに変わらず。
グエンは蛇沼に「俺を選べよ、自ら未来を奪うな」と言いキス。
蛇沼はグエンのキスを拒み、グエンは「愛してる」と言って部屋を去ります。
令子は、朝が来ないという変な夢を見ます。
楊明は最近、急龍がおかしい気がすると話し、以前起きた地震と関係があると考察。
九龍へ向かって歩くグエン。
九龍城砦が次の瞬間、崩れていき…
6巻ネタバレ
収録話:45~53話
鯨井Bの元へ工藤が「今日の新聞見たか」と飛び込んできます。
新聞の一面には九龍が取り壊しになるという記事が。
蛇沼グループが政府より委託を受け、秋より解体開始。
住民は強制退去となるそう。
興奮する工藤に対し鯨井Bは「元からあった計画だし遅かれ早かれ九龍はなくなる運命なのよ」と返します。
工藤は夜、グエンに鯨井Bにプロポーズすることを報告。
グエンも応援してくれます。
楊明の元へグエンが訪問。
名前を聞かれ、グエンは思わず本名を名乗ってしまいます。
令子からグエンのことを聞いていた楊明は、喫茶店の店員さんかと質問し…
別の日の昼休み、楊明は令子を昼食へ誘うため、令子の会社へ。
令子と楊明が昼食に訪れた店にはグエンがいました。
令子はグエンに鯨井Bのことを質問します。
グエンは鯨井Bのことを知っていると回答。
令子と鯨井Bは似ていないと言われ、令子は喜びます。
昼休みが終わり、工藤に呼び出された令子は、グエンともう一度会う約束をし、その場を後に。
楊明はグエンに、以前、整形前の姿に戻ってしまったことがあると話します。
どう戻ったのかとグエンに尋ねられ、楊明は自分で選択することで絶対の自分になれる、それで過去の姿から今の姿に戻ったと説明。
楊明はグエンに工藤が本物かどうか会ってみてほしいと伝え、グエンはそのつもりだと返します。
香港にある診療所を訪れる蛇沼。
先生に自分は子どもを産めるかと尋ねます。
蛇沼は男性と女性、どちらの性器も持っていたのです。
先生からの回答は不可能というもの。
蛇沼は、息子の生き返りを望んでいる父親に、記憶のない息子のクローンを与え、絶望を味あわせる復讐を計画しているよう。
先生は蛇沼に復讐のむなしさを伝えるも、蛇沼は聞く耳を持ちませんでした。
蛇沼は幼馴染のユウロンは九龍について話します。
九龍には偽物だけでなく楊明のような人間も住んでいることを知って驚く蛇沼。
九龍を調べるという蛇沼に「飲み込まれないように」と警告するユウロン。
一方、令子は九龍の方で爆発音のようなものを聞き、会社へ。
会社へ向かう途中、支店長から西興楼の方で建物が崩壊したと聞きます。
先に崩壊現場に到着していた工藤は、グエンと再会。
2人は再会を喜び、グエンは工藤に九龍を出ようと持ちかけますが…
九龍にユウロンのクローンを探しに来た蛇沼。
しかし路地で突然倒れてしまいます。
通りかかったクラブダンサーの女性が蛇沼を介抱。
目を覚まし、回復した蛇沼はクラブを後にしようとしますが、そこに令子が現れ…
7巻ネタバレ
収録話:54~62話
鯨井Bは蛇沼も訪れていた診療所に通っていました。
先生から工藤が来てから楽しそうだと言われます。
鯨井Bは長いこと薬を飲んでいるようで、今回も薬をもらいに来ていたよう。
その後、工藤は鯨井Bのポケット落ちた処方箋を拾い、薬のことを尋ねます。
鯨井Bは不眠症だそうで、毎晩導入剤を飲んでいるとのこと。
現在、ユウロンは診療所に潜り込み、鯨井Bのカルテを発見。
戻ってきた汪先生に見つかりますが、調べている人物が鯨井Bであることを告げると、汪先生は鯨井Bの死因が自死だと教えてくれました。
一方、令子と蛇沼はクラブで遭遇していましたが、いつもとは様子の違う蛇沼に気付かない令子。
蛇沼は自らの正体を明かし、場所を変えることに。
令子と蛇沼は2人きりになり、令子は聞きたいことをすべて聞こうとします。
蛇沼から「後天的な存在」と言われてしまう令子ですが、意外にもあっけらかんとしていました。
令子は楊明に蛇沼から言われたことを話し、姿は似ていても鯨井Bとは別の人間になるとポジティブに捉えている令子。
令子が事務所に戻ると、瓦礫の撤去に向かう工藤の姿が。
いつも通りの日々が流れる中、グエンが令子たちの会社を訪れます。
中央に近い部屋を借りたいというグエン。
しかし工藤はグエンの本当の目的が部屋探しではないと気付き、探りを入れます。
令子は、今のアパートから引っ越すことを考えていました。
引っ越しの準備を少しずつ始める令子の元を訪れる工藤。
工藤が令子の部屋にやってきたのは、次の日に来る鯨井Bの命日のためで…
3年前、九龍が解体された日、グエンはある男性とバーで会います。
グエンはその男を別の店へ連れて行くため、外へ。
話すうちに自分を見透かされたような妙な気分になるグエン。
グエンは素直に下心があったと告白。
すると男はグエンにキス。
その男こそ、蛇沼みゆき。
2人は旅館に泊まることになり、グエンは蛇沼が男性と女性の2つの体を持つことを知ります。
グエンはどちらでも蛇沼を好きだと伝え、蛇沼はこれまでそんなことを言ってくれた人はいなかったため、強く心をうたれたのでした。
現在、令子と楊明は買い物へ。
日影から日向へ出ようとしたところで、グエンに腕をつかまれる令子。
グエンはピザのピザの配達人からピザを受け取ります。
ピザの配達人は「こんな廃墟に届けに来るのはうちぐらい」と言い、楊明は「廃墟だなんて、私たちはここに住んでる」と。
令子が配達人に声をかけるも配達人はまるで令子が見えていないかのように無視。
グエンは九龍も令子のことも配達人には見えていないと告げます。
楊明はわけがわからないと言いますが、調べてみると3年前に解体というニュースが。
九龍のことを見える人と見えない人がいて、令子も同じような存在だとグエンは説明。
さらに令子は九龍の中でしか存在できないのではという考察も伝えます。
グエンは、九龍には姿形がそっくりなものが他にも存在すると説明し、自分もその一人だと。
そこで、自分が九龍に入ったら九龍にいたもう一人がどうなるのか試したところ、もう一人は消滅したそう。
このことは工藤も知っており、九龍に同じ人間は存在できないと話します。
しかし令子という例外が登場したのです。
グレンは令子に何かあれば力になると言い、去っていきました。
混乱する令子の前に工藤が現れます。
そのまま工藤と食事に行くことに…
8巻ネタバレ
収録話:63~70話
楊明は香港でお金を卸そうとするものの、残高不足に。
グエンに助けを求めるも「九龍はもう存在しないからそこで働いたお金は存在しない」と言われます。
楊明は香港の街の人に九龍に聞くも、みんな3年前に取り壊されたと言います。
過去に九龍に住んでいたという老人に話しかけられる楊明。
その老人曰く、九龍の取り壊しには蛇沼グループの陰謀が絡んでいるとのこと。
楊明はネットで九龍について調べ、ある人物と接触。
その人物とはユウロンでした。
楊明はユウロンと会い、九龍について情報交換。
楊明は全身整形をした日、宿を探す中で九龍を見つけたそう。
季節は3月だったのに九龍に入ったらセミが鳴いていたことを思い出します。
そのことをユウロンに伝えると「初耳だな」と驚きます。
さらに楊明はユウロンに九龍の解体には蛇沼グループの陰謀が絡んでいるという噂について質問すると、ユウロンは何かを楊明に告げ、楊明は驚き…
一方、令子と工藤は遂に一線を越えてしまい、令子は浮かれている様子。
しかし工藤の心には鯨井Bがいるようで…
令子は工藤と両想いになれたと楊明に報告。
楊明も喜んでくれました。
夜、工藤が令子の部屋を訪れます。
令子がもらった卵で何を作ろうか考えていると、工藤は鯨井Bとの思い出の一つである「フライパンを使わないフレンチトースト」を提案。
しかし令子はその作り方を知りません。
工藤はそっけない態度を取り、帰ってしまうのでした。
令子は久々にメガネをかけてみると、壁に貼られたお札を誰かの手がはがそうとしていて…
9巻ネタバレ
収録話:71~78話
過去、工藤が担当している物件で夜逃げが発生。
鯨井Bは菓子折りを持って大家のところへ謝罪に行きます。
大家はそんな気がしてたと受け入れ「なかなか大胆な賭けに出たもんだ」と話します。
大家さんは猫におやつをあげながら、鯨井Bに「あんた麻雀強いんだって」と聞くと鯨井Bは「それなりに」と返答。
「人生の勝負には勝てそうかい?」と聞かれ、鯨井Bは「結果はこれからですの」と意味深に答え…
令子はメガネをかけて変なものが見えたと楊明に説明。
楊明がメガネをかけてみるも、普通の光景が見えるだけ。
また令子がメガネをかけると、次は大家さんが飼っていた猫が見え、令子は驚きます。
楊明がメガネをかけている人の視線なのではと考察し、それは恐らく鯨井Bが見た景色ではと告げます。
翌日、出勤しメガネ越しに工藤を見ると、ひまわり畑で明るい笑顔を見せる工藤。
現実には無表情で自分を見つめる工藤がいました。
令子はメガネ越しに「北圓山棲(バックユウンスランラゥ)」が見えたことを楊明に報告。
2人で「北圓山棲に行ってみますが、気味の悪い雰囲気に怖くなってしまいます。
別の日、グエンにメガネのことを話す令子。
グエンに令子のことを尋ねると、グエンは令子が何を考えているかわからない人であまり好きじゃなかったと打ち明けてくれます。
令子はグエンから桜井Bが自死したことを聞かされます。
グエンに鯨井Bに瓜二つの令子の存在が工藤を苦しめている可能性があると言われ、工藤の傍にいない方がいいのかもと思い始め…
結果的に令子は工藤から離れる決意をします。
そんな中、令子はメガネ越しに見たお札の壁を発見。
壁に貼られたお札を一枚めくってみるとそこには「もう探るな」という警告が。
グエンは工藤の紹介で、周さんという老人と出会います。
周さんは亡き妻やお店のことを話してくれます。
すると工藤の後ろに妻とお店が一瞬だけ出現。
それを見たグエンは工藤に喫茶店で働いていた時作った野良猫の小屋の話をします。
その後、喫茶店へ行ってみると、以前蛇沼と見たときには跡形もなくなっていた小屋があったのです。
グエンは今の九龍には工藤が大きく関係していると確信。
10巻ネタバレ
収録話:79~87話
過去、鯨井Bと工藤はもうすぐ夏が終わるいう何気ない会話をしながら食事を取ります。
食事を終え、外を歩いているとき、工藤が鯨井Bを呼び止め「結婚しよう」と。
鯨井Bは「本気?」と言い笑います。
返事を催促する工藤でしたが、鯨井は返事を翌日まで延ばします。
その話を聞いたグエンは、面白がって記念に写真撮りましょうと言い、2人を撮影。
それが令子が見つけた2人の写真でした。
翌日、鯨井Bに返事をもらいに部屋を訪れる工藤。
しかしそこにはベランダの椅子でぐったりする鯨井Bの姿が…
現在、令子のカバンにお札が入っているのを見つけた工藤は、令子に「もう探るな」と怖い顔で警告します。
令子がお札を見つけたことに焦る工藤は、蛇沼と再会。
蛇沼がいることに驚いた工藤はなぜここにいるのかと尋ねるも、反対になぜ九龍に居続けるのかと聞かれます。
蛇沼は工藤に死んだ鯨井Bの舌は赤かったかと質問。
工藤は激高して蛇沼に殴りかかります。
蛇沼は工藤にメビウスという薬の存在を話します。
メビウスは蛇沼グループが開発した薬だったが、副作用が出たため製造中止に。
さらにメビウスには覚せい剤にも似た作用があると言い…
翌日、出勤してこない工藤を心配した令子は工藤の部屋へ。
工藤はベットに横になっており、令子は「何かできることはないか」と尋ねます。
すると令子の背後に過去の工藤の姿が。
令子はいつの間にか過去の工藤の部屋に来ていました。
令子は過去の工藤と鯨井Bを追いかけます。
工藤は鯨井Bにプロポーズ、鯨井Bは翌日返事をすると答え帰宅。
令子はプロポーズの翌日が鯨井Bの命日だと気付き、急いで鯨井Bの部屋へ。
鯨井Bは「最後の賭け」と言ってメビウスを口に。
令子は止めようとしますが、鯨井Bは目の前で死んでしまい…
九龍ジェネリックロマンス最終回結末どうなる?
予想
- 令子の正体が判明する
- 九龍城砦の謎が解ける
九龍ジェネリックロマンスの漫画はまだ完結していませんでした。
おそらく、最終回では令子の正体が明らかになる、九龍城砦の謎が解けると予想。
現時点で鯨井Bのクローンとされる令子ですが、他のクローンとは少し違う部分もあり、まだ正体は謎のまま。
令子は一体何なのか、令子のことが見える人と見えない人がいるのはなぜなのかが解明されるでしょう。
また、令子と同じような存在の九龍城砦。
3年前に解体されたはずなのに特定の人には見えるという謎が解明されると予想。
おそらくどちらの謎にも工藤が大きく関係していると考えられます。
九龍ジェネリックロマンス最終回ネタバレ?結末どうなる?のまとめ
本記事のまとめ
- 九龍ジェネリックロマンスは完結している?
完結していない - 九龍ジェネリックロマンス結末どうなる?
令子の正体が判明する、九龍城砦の謎が解ける
九龍ジェネリックロマンスの漫画は完結していませんでしたね。
この記事では漫画1~10巻までのネタバレをふまえつつこれまでのストーリーを紹介。
まだ最終回を迎えていないため、この記事では最終回のネタバレはありませんでした。
結末は令子の正体が判明する、九龍城砦の謎が解けると予想。
漫画がどのような結末を迎えるか、今後の展開が楽しみですね。
完結まで期待して見届けましょう。