2025年4月からアニメ放送が決定している、ある魔女が死ぬまで。
原作のライトノベル以外にコミカライズ化もされるなど、人気を集めています。
そんなある魔女が死ぬまでの小説は完結しているのでしょうか。
完結している場合は、結末のネタバレが気になりますよね。
そこで今回は、ある魔女が死ぬまで完結ネタバレ?結末はどうなる?について解説していきます。
本記事でわかること
- ある魔女が死ぬまでは完結している?
- ある魔女が死ぬまで結末どうなる?
ある魔女が死ぬまでは完結している?
結論
2025年2月時点で完結していない
ある魔女が死ぬまでの原作小説は2025年2月時点で完結していません。
この作品は、小説投稿サイトの「カクヨム」で2019年10月~2022年8月まで連載されていました。
2021年12月からは書籍版が2025年2月時点で2巻まで刊行。
小説投稿サイトでの連載は完結しています。
コミカライズ版は2023年3月より連載中です。
2024年3月~はアニメ放送が決定しており、ますます注目される作品。
ある魔女が死ぬまで小説ネタバレ
ここからはある魔女が死ぬまでのこれまでのストーリーを紹介していきます。
以下より小説1~2巻のネタバレを含みますので、ご注意ください。
小説1巻ネタバレ
主人公のメグ・ラズベリーは、英国ラビスに住む魔女見習いの少女。
ある日、師匠であり育ての親でもあるファウストから衝撃的なことを告げられます。
ファウストから告げられた内容は、メグはあと1年で死ぬというもの。
17歳の誕生日に余命宣告をされたメグ。
メグはあまりに突然のことに冗談はやめてくださいとファウストに伝えるも、ファウストはいたって真剣に「事実だ」と告げました。
どうやらメグには「死の宣告」の呪いがかかっているそう。
17歳になり発動したとファウストは説明します。
その呪いは現代の魔女が知らない古い魔法で、急速に老いていくというもの。
ファウストはメグに未来のメグの姿を見せました。
老いたメグは一人ベンチで苦しみながら死んでいきました。
メグはファウストに呪いを解く方法を質問。
しかし方法はないと言われてしまい、メグは落胆。
そんなメグを見てファウストは「助かる方法がないわけじゃない」と話します。
小さなビンを出したファウストは、魔法を唱え、この瓶に人々のうれし涙を貯めるよう告げます。
一体どれぐらい集めればいいのかと尋ねると、ファウストは「千人分だ」と回答。
気の遠くなる数字を聞いたメグはファウストに悪態をつくと、部屋を出てしまいます。
メグは幼い頃に両親を亡くしており、孤児になったメグを引き取ったのがファウストでした。
昔のことを思い出しながら、魔女の館を出て、土手に座るメグ。
これまでの人生とこれからの人生を考え、落ち込むメグの傍に使い魔のカーバンクルが顔を覗き込んできました。
カーバンクルを愛でていると、5歳くらいの女の子が声をかけてきました。
どうやらその少女はファウストに用事があるよう。
用件を聞くと、少女の母親は長い入院生活の末、亡くなってしまったが、少女は死を理解しておらず、母親にお花をプレゼントしようとしているとのこと。
死を知らない少女と自分が重なったメグは、その少女のお花探しを引き受けることを決意。
少女の名前はアンナで、街の中心地にあるお医者さんの家の子でした。
どんな花がいいかと尋ねると、母親の好きなピンクのお花がいいというアンナ。
ファウストならすぐに花を特定することができたかもしれないが、まだ未熟なメグにはそれは不可能。
父親ならわかるかもしれないと考え、アンナの家へ。
この世界では特別な力を操ることのできる人のことをまとめて「魔導士」と呼んでいました。
魔導士の中でも国際魔法協会に認められた7人の魔導士のことを「七賢人」と呼びました。
七賢人の一人のファウストは「永年の魔女ファウスト」として広く知られる存在。
アンナの家は三階建てのレンガ造りの家で、裏側が病院になっていました。
家に入ると、部屋の隅にところどころほこりがあり、メグは少し気になりました。
アンナの父親はヘンディといい、ファウストのお得意様。
見覚えがあると思ったら、メグは何度かここに来たことがありました。
どうしてここへ来たのかと尋ねられると、アンナが「ママにお花をあげに来てくれた」と答えます。
ヘンディにアンナの母親が好きだった花を聞くも、ヘンディはわからない様子。
アルバムに何かヒントがあるかもとヘンディが告げると、アンナは走って取りに行ってしまいました。
お茶を入れているとアンナが戻ってきました。
アルバムをめくると、旅行好きな2人が色々な場所を訪れた時の写真がたくさん。
その中でもヘンディが印象深いのが東洋で訪れた寺院だと話します。
そこでは春なのにピンクの雪が降っていたと話すヘンディ。
メグは奥さんはいつから病気になったのかと尋ねると「ちょうど一年ぐらい」と返ってきました。
ヘンディの奥さんがいつから死を覚悟していたのかと考えるメグ。
写真を見ていると、ふとどの写真にも花が写っていることに気付きます。
たくさんの種類の花が写っており、ますますどの花を選べばいいか混乱。
一旦休憩しようとお茶を飲んでいる時、メグは何かをひらめき…
メグはアンナにお母さんのところまで連れてってとお願いします。
お母さんのお墓を前にアンナは「本当はママは起きないって知ってるんだ」と。
「世界一の魔女でもママを起こせないの?」と尋ねるアンナに、メグは運命というものからは逃げられないと真実を伝えます。
アンナに死について話しながらも、ファウストからの余命宣告を思い出すメグ。
メグはアンナに「お花を咲かさせてもママは起きない、それでも咲かせたい?」と聞きます。
「うん」と答えるアンナに理由を尋ねると、「ママが眠ってしまう前にパパをお願いと言ったから」と答えるアンナ。
その言葉を聞いてメグの胸が震えます。
初めは何もわからない無邪気な子どもが母に花を買おうとしていると思っていたが、実はアンナはちゃんと母の死を受け止めようとしていて、残された父親を支えようとしていたんだと実感。
そこへヘンディが午後の診療を遅らせて合流。
メグはアンナとヘンディに、お母さんは花を通してアンナに自分の見てきた大切な光景を届けようとしていたからだと思うと告げます。
アンナのお母さんが飾っていたのは全部、国花だったことを説明。
しかしどうしても用意することができなかったのがソメイヨシノ。
ヘンディが語っていた春に降るピンク色の雪とハーブが並ぶ棚にあったサクラハーブを見てメグは気付いたのです。
メグは手のひらにサクラハーブを乗せ、呪文を唱えます。
最後に「美しい姿を見せて」と告げると、一面に咲き誇る桜の木。
アンナとヘンディは驚きながらも、桜の美しさに感動。
メグはアンナに「お母さんはきっともう大丈夫」と伝えるとアンナは「もう我慢しなくても、いい?」と。
「大丈夫だよ、よく頑張ったね」とメグが伝えると、アンナの目から大粒の涙が溢れます。
本当はずっと寂しかったという思いを打ち明けるアンナを抱きしめるヘンディ。
2人から流れた涙は結晶となって瓶に落ちました。
魔法が解け、アンナからお礼を言われるメグ。
アンナは「メグちゃん、いつかファウスト様みたいになる?」と問いかけ、メグは返答に困ります。
父娘のキラキラした眼差しに負けてしまい、メグは自分がいつかすごい大魔導士になったら本物の桜を見せてあげると約束。
帰り道、メグは幼い頃のことを思い出していました。
よく街の子どもにいじめられていたメグは反撃するも数で負けてしまい、悔しくて広場で拳を握りしめていました。
そんなメグを迎えに来てくれるファウスト。
どうして喧嘩するのかと問うファウストに、メグは「あいつらが邪悪な魔女の手下って言うんだもん、お師匠様はすごい魔女なのに」と答えます。
ファウストは「私のために戦ってくれたんだね」と優しく微笑みました。
メグは「私ここにいない方がいいのかな」と弱気になるとファウストは「自分がしたことが間違っていないと思うなら、ちゃんと顔をあげてその胸に誇りを持つんだ」と。
ファウストの言葉でメグは自分の居場所をもらったような気持ちになったのでした。
日が暮れた頃、家に帰ったメグにファウストは「死んだ魚のような目で帰ってくると思いきや、ずいぶん光を取り戻しているじゃないか」と声をかけます。
メグはファウストに2人の涙の結晶が入った瓶を見せ、嬉し涙かどうか質問。
ファウストは喜びと悲しみが混ざった涙で、純粋な嬉し涙じゃないと答えます。
続けて「本来なら命の種には使えないが、清らかな涙で、普通にはない強い力を感じる」と告げます。
ファウストはなんだか嬉しそうに「お前は人の心を動かせる魔女なんだね」と。
ファウストは改めてメグに諦めて死を受け入れるのか、わずかでも生きる可能性にかけるのか決めるよう言います。
メグは「やります、嬉し涙を千粒集めてみせます」と宣言。
こうしてメグの奇跡の物語が始まるのでした。
小説2巻ネタバレ
七賢人の一人で「英知の魔女」の二つ名を持つ祈と、同じく七賢人の一人で「祝福の魔女」の二つ名を持つソフィと出会ったメグ。
一人前の魔女の証として「ラピスの魔女」の二つ名を街の人々からもらうこともできました。
まだまだ修行中の身であるメグは日々、魔法の修行と勉強。
ある日、メグはソフィから二十年に一度の魔法式典が開催されることを聞かされます。
魔法式典は魔法の最先端のイベントで、参加できるのは魔法協会から招待された人のみ。
当然、七賢人は招待されており、メグはそんな場に自分が行ってもいいのかと尋ねます。
ファウストはメグを連れていくか悩んでいたようですが、ソフィが連れていくよう声をかけたと明かします。
ソフィはメグが参加すれば嬉し涙や呪いを解く方法のヒントが見つかるかもしれないと考えてのことのよう。
メグがソフィにお礼をすると、ソフィは赤面してそっぽを向き、メグに嬉し涙がどれくらい集まったのかと質問。
メグは「ちょうど50粒かな」と答えると、ソフィは「全然足りてない」と。
ラピスの魔女という二つ名をもらったことをソフィに報告すると、ソフィは嬉しそうにカップに口をつけました。
空気を変える為、テレビをつけるとちょうど「言の葉の魔女」ことクロエの特集が放送。
クロエはその見た目から「抱きたい魔女ナンバーワン」に選ばれたことも。
ファウストがクロエも式典に来るかもと言うので、メグは「この美人を生で見れるのか」と期待を込めて話します。
そんなメグに対しソフィは「クロエが美人?」と言い、ファウストは「まぁこの人は美人だね」とどこか他人行儀。
ファウストの妙な言い回しに違和感を感じたメグでした。
魔法式典は大晦日に開催されるそう。
なぜ大晦日に開かれるのかとファウストに尋ねると「開くことのできるタイミングが限られている」と答えが返ってきました。
式の準備のため、先に出発するファウストを見送るメグ。
その後、メグも式典への準備を始め、ソフィと合流。
ソフィの転移の魔法陣によって一瞬で式典会場へ到着します。
メグは式典会場の素晴らしい光景に驚きます。
会場を見回していると、突如フラッシュが光り、たくさんのカメラに囲まれた2人。
ソフィは記者たちから質問攻めにあいます。
メグはソフィを守ろうとしますが、はじき出されてしまいます。
ソフィが大丈夫と言うので、メグは一旦一人で行動することに。
メグが記者たちに呪いをかけてやろうかと呟くと「不穏なことを言うでない」とどこからか声が。
声の主は白い髪と白い瞳の幼い少女でした。
どこかの森にいそうな妖精を思わせるその少女の周囲をたくさんの精霊が囲んでいました。
少女はメグに「その貧相な身なり、雇われスタッフじゃろう」となかなか失礼な態度。
メグが少しキツめに返すと、とうとう少女は泣き出してしまいます。
慌てたメグは少女をなだめ、涙をハンカチで拭いてあげます。
足元にいたカーバンクルが少女の涙を舐め取ってあげると、少女の顔が一気に晴れやかに。
機嫌が直った少女にどこから来たのか尋ねると、従者と一緒に来たがはぐれたと話す少女。
従者という言葉を聞き、どこかのお偉いさんの子どもだと予想したメグは、親元に届ければ謝礼金がもらえると考え、一緒に式典を回ることに。
メグは少女に名前を聞くも、内緒と言って教えてくれません。
「わしは名乗ってはいかんのじゃ、名乗らん約束なのじゃ」と意味深な発言をする少女。
メグは冗談かと思い笑いますが、少女の真剣な顔を見て、それ以上追及するのはやめました。
少女と魔法ブースなどを見てまわるメグは、座れる場所を探す途中、一人の女性とぶつかってしまいます。
その女性は全身黒いドレスを着用し、黒いヴェールで顔を覆い、サラサラの黒髪に死人のような真っ白の肌。
メグはその女性が魔女であることに気が付きますが、どこか直観の音が鳴り、周囲の喧騒が一瞬で消え去ります。
全身に怖気が走り、メグはこの女性が人を殺したことがあると直感。
女性はメグの方へと顔を向け、メグは「ぶつかってごめんなさい」と謝罪。
「あなた呪いにかかっているのね」と話す女性に、メグは驚きます。
七賢人でも見抜けなかった呪いを見抜いた女性は続けて「あなたにはこれから過酷な運命が待ってる。呪いが解ける時、あなたは大切なものを失う」と。
メグが大切なものとは何かと考えていると、少女に声をかけられ、我に返ります。
黒づくめの女性はもうそこにはいませんでした。
メグと少女は大きい広場に到着。
すると花火が上がり、広間の中央に3人の人物が姿を見せます。
3人は、老婆、女性、白ひげを携えた恰幅の良いおじいさん。
よく見ると老婆はファウストで、女性は先ほどの黒ずくめの女性でした。
少女は女性のことを「七賢人の一人エルドラ、この世を破滅へ導く災厄の魔女じゃ」と説明。
白ひげのおじいさんこと魔法協会の会長は、遠方にある星の核を操るため、魔力鉱石を素材として地上にも星の核を生み出すという内容を発表。
そして、星の核へとアクセスする魔法を構築するのは、エルドラとファウストだと。
メグはファウストがこれまでそんな話をしてくれなかったことと、そんなことは嫌いそうなのになぜという疑問が浮かんでいました。
そこへ「クロエ様!」と駆け寄ってくる人物が。
その人物はメグの後ろに隠れる少女をがっしりと抱きしめます。
メグはその人物を見て、今朝ニュースで見た言の葉のクロエであることを思い出します。
2人のクロエの登場に混乱するメグ。
少女の従者と思われる女性は「私の名前はウェンディ、クロエ様の一番弟子です」と自己紹介。
少女は「そしてわしが本物のクロエ・ランギスティーニャ」と名乗ります。
クロエの存在は世界トップレベルの機密事項だそうで…
魔法式典から戻ったメグたちの元へ、「魔女集会のお知らせ」と書かれた手紙が届きました。
各市町村を管理する魔女たちが集まる魔女集会は通称サバトと呼ばれ、魔女たちの情報交換の場となっていました。
忙しいファウストに代わってサバトへ参加するよう告げられたメグ。
メグはサバトが開催される中央都市ロンドへ。
メグはそこでサバトの責任者であるローズマリーと出会います。
サバトはなぜか責任者のローズマリーではなく、ゾル家の意地の悪い姉妹が仕切っており、メグは疑問に感じていました。
ゾル家はサバトに多額の寄付をしているため、誰も逆らえないそう。
周囲の魔女たちも仕切るのはローズマリーが相応しいと思っている様子。
メグはそこで、ローズマリーが主導権を握るよう作戦を立てることに…
ある魔女が死ぬまで結末どうなる?
予想
メグは命の種を千人分集めることに成功し、希望の魔女となる
ある魔女が死ぬまでの小説は完結していませんので、予想ですがメグは命の種を千人分集めることに成功し、希望の魔女となるでしょう。
原作の小説投稿サイトでは完結しているこの作品。
小説版も原作とほぼ同じようなストーリー展開となっているので、結末も同じ展開になると予想。
メグはファウストの言いつけ通り命の種を千人分集めることに成功します。
しかし実はメグの余命はファウストがメグを立派な魔女にするためについた嘘だったのです。
ファウストは戦いの中で命を落としてしまいますが、メグはファウストの意志を継いで「希望の魔女」として七賢人に。
小説版と同じ結末を迎えると予想します。
ある魔女が死ぬまで完結ネタバレ?結末はどうなる?のまとめ
本記事のまとめ
- ある魔女が死ぬまでは完結している?
完結していない - ある魔女が死ぬまで結末どうなる?
メグは命の種を千人分集めることに成功し、希望の魔女となる
ある魔女が死ぬまでの小説版は完結していませんでしたので、ここでは結末のネタバレはありませんでした。
この記事では小説版1~2巻のネタバレを紹介し、結末を予想。
結末は恐らく「カクヨム」で連載されていた小説版と同じ展開になるでしょう。
完結まで目が離せませんね。
2025年4月からはアニメ放送も開始されるある魔女が死ぬまで。
今後の展開に期待しましょう!