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薬屋のひとりごと小説全巻ネタバレ!最新話まであらすじ込みで徹底解説!

薬屋のひとりごと小説全巻ネタバレ!最新話まであらすじ込みで徹底解説!

小説14巻ネタバレ

小説14巻の注目ポイント

  • 女化の引退と日水のパイの謎
  • 壬氏と猫猫の微妙な関係の進展
  • 天友と華佗にまつわる秘密

『薬屋のひとりごと』14巻の「名持ちのいざこざ編」では、名持ちの一族が集まる会合が大きな舞台となり、主要キャラクターたちの関係性や陰謀が描かれます。物語は、壬氏と猫猫の関係、羅半の兄とヤオの関係、さらには「名持ちの一族」間での対立を中心に進行します。

まず、「名持ちの会合」に参加するため、猫猫は延々やヤオと共に羅の一族として招かれます。ヤオは、恋文をしつこく送りつけてくるストーカーのような男に悩まされており、その男がどの一族に属するか確認するために会合に参加します。延々もまたヤオを守るため、この会合に参加する意気込みを見せます。猫猫は羅半兄が会合に参加することを知り、気まずさを感じつつも参加を決意します。

会合が始まると、羅半兄は他の一族との対話を試み、長年の対立を解消しようとしますが、宴会の途中でヤオを悩ませていた恋文男が現れ、羅半兄との対決が避けられない状況になります。恋文男は自己中心的で自己アピールばかりの男であり、ヤオに無理やり結婚を迫ろうとしていました。この問題に対して羅半兄は立ち向かい、恋文男との「血闘」に挑みます。技術面では不利な羅半兄でしたが、無尽蔵の体力で粘り強く戦い、最終的に勝利を収めます。ヤオは羅半兄に感謝し、彼に対する感情が少しずつ変わり始める兆しが見えます。

その一方で、延々も羅半兄に対して新たな感情を抱き、羅半兄に本名で呼びかけます。この出来事をきっかけに、羅半兄と延々の間にも恋の予感が漂い始めます。

宴会の後半では、真の一族の後継者候補が登場し、羅の一族を公然と挑発します。彼の目的はただの挑発ではなく、政治的な計略を含んでおり、宴会場は緊張した空気に包まれます。羅半兄は冷静に対応し、挑発には乗らないものの、この陰謀の裏に何があるのかを探り始めます。猫猫もその様子を観察し、後継者候補の言葉に隠された意図に気づきます。

宴会の裏で展開される陰謀に気づいた壬氏は、猫猫に対して密かに合図を送り、二人は密かに話し合いを始めます。壬氏は、この会合が単なる集まりではなく、背後に政治的な陰謀が潜んでいることを猫猫に伝え、二人は今後の展開に備えることを決意します。

この巻の注目ポイントは、羅半兄とヤオ、延々との関係性の進展、そして壬氏と猫猫が名持ちの一族間の陰謀にどう対処するかという展開です。また、羅半兄の驚異的な体力と、彼が恋文男との対決で見せた一面が物語の大きな見どころとなっています。物語は一族間の対立と陰謀を深めつつ、キャラクターたちの人間関係や恋愛模様も複雑に絡み合い、新たな展開が期待される巻です。

後半では、壬氏と猫猫、そしてリースヒや馬線といったキャラクターたちの関係が深まり、いくつもの重要な出来事が描かれます。物語は名持ちの会合後、リースヒと馬線の縁を中心に進行し、彼らの動向が物語の焦点となります。

まず、リースヒを巡る物語では、馬線が彼女を助けたことが話題に上り、馬線がリースヒの一族である宇の族長に対して、リースヒを馬の一族に迎え入れたいと願い出る展開が描かれます。馬線の積極的な行動に対し、宇の族長はリースヒの立場や過去を考慮し、すぐには首を縦に振りませんが、馬線は一歩前進したという形で終わります。これにより、馬線とリースヒの関係が今後どう進展するのかが期待されます。

次に、猫猫たちは、パイリンが怪我をしたという知らせを受け、急遽翌召喚へと急ぎます。パイリンの怪我は軽いものでしたが、そこに盗賊が入り込んだ事件が発生しており、猫猫は女化が狙われたことを知ります。女化の部屋は荒らされ、日水のパイという重要なアイテムが盗まれそうになりますが、猫猫は盗賊の犯人を突き止めます。犯人は女化の下の部屋に住む義女で、女化を蹴落とし、自分が上に登り詰めるために盗賊に協力したというものでした。

また、事件を通して女化は自分の引退を決意します。緑召喚のトップでありながら、女化は今後の身の危険を感じ、娼妓としての仕事を辞め、裏方に回ることを決断します。猫猫は女化から預けられた日水のパイを壬氏に託し、その出所を調査してもらうことになります。

その後、物語は壬氏と猫猫の関係に焦点が移り、特に壬氏の猫猫に対する感情が深まる様子が描かれます。猫猫が壬氏に日水のパイを預け、壬氏はその出所を探る中、二人の間には微妙な距離感が生まれます。壬氏は猫猫に対して「触れたいが、我慢できなくなるから触れない」という言葉を発し、猫猫との関係が一歩踏み出せない様子が描かれ、読者にとっても甘酸っぱい瞬間となります。

また、物語の後半では、狩猟場での出来事が描かれ、壬氏が皇族としての立場を持ちつつ、猫猫を守るための行動を取ります。華佗という伝説の医者の子孫にまつわる秘密が明かされ、猫猫と壬氏はその陰謀に巻き込まれていきます。猫猫は壬氏の助けを得ながら、日水のパイの謎を追い、さらに深い真相へと迫っていくのです。

この巻の注目ポイントは、女化の引退と日水のパイの謎、壬氏と猫猫の微妙な恋愛関係の進展です。特に、壬氏が猫猫に対して見せる不器用な感情が、物語の重要な要素となっており、二人の関係がどう発展していくのかが、次巻以降の大きな見どころとなります。

小説15巻ネタバレ

小説15巻の注目ポイント

  • 帝の盲腸手術
  • 猫猫の鋭い観察力と洞察力
  • 天友の外科医としての才能

『薬屋のひとりごと』15巻は、帝(三門)の病気と手術がメインとなり、さらに壬氏と猫猫の関係が大きく進展する重要な巻です。

物語は、猫猫が盲腸に関する薬の試験に参加するところから始まりますが、実はこれが三門の病気に関するものでした。三門が再び盲腸炎を患い、その治療のために宮中で優秀な医官たちが集められ、試験や実践が行われていたのです。猫猫は、この一連の動きから三門が重病であることを察知し、壬氏に確認します。結果、三門が手術を受けることが決まり、その準備が進められることになります。

手術の準備が進む中、反対意見が出るものの、玉葉妃や他の者たちの働きかけによって、手術は進められることになりました。しかし、手術は予期せぬ難関に直面します。三門の病状が悪化し、中水炎が破裂したことが発覚したのです。この事態により手術の難易度は上がり、執刀医たちは緊張感を持って手術に挑みますが、途中で問題が発生。麻酔が十分に効かず、三門が動いてしまい、ユイカが負傷してしまいます。混乱の中、ルメンが手術を引き継ぎ、最終的には天友が手術を完了させ、無事に成功に導きました。

手術後、三門は順調に回復し、半月ほどで公務に復帰します。猫猫もようやく一息つき、壬氏の元での食事に招かれます。疲れ果てた壬氏が猫猫と二人きりになる場面で、彼は猫猫に対する「触れたいが、触れることで我慢できなくなる」という感情を打ち明けます。このシーンは、壬氏が猫猫に対して非常に強い想いを抱きながらも、自分を抑制していることを示しており、彼がただ単に猫猫に好意を持っているだけでなく、深い愛情と欲望を持っていることを示唆しています。

壬氏は、自分が猫猫に触れたい、もっと距離を縮めたいと願いながらも、自らの立場や感情が暴走しないように必死に抑えているのです。この「触れたいが触れられない」という葛藤は、二人の関係における緊張感を高め、壬氏の愛情の強さを感じさせる場面です。

そして、壬氏が「三門には向いていない」と猫猫に告白するシーンは、彼が政治的な責任や皇位継承に対して強い抵抗を感じていることを表しています。壬氏は、皇帝になることで猫猫と自由に過ごす時間や関係性が変わってしまうことを恐れています。この「三門になりたくない」という願望の裏には、猫猫との生活や関係性を守りたいという壬氏の気持ちがあるのです。

これに対して、猫猫は「ならないでくださいね」と、壬氏が三門にならないことを願う形で応えます。ここでは、猫猫が壬氏に対して理解を示し、彼が望む未来を一緒に歩む覚悟を見せた瞬間でもあります。これまで、猫猫は感情を表に出すことが少なかったですが、この場面では初めて壬氏に対する自分の気持ちを素直に表現しています。

『薬屋のひとりごと』小説全巻ネタバレ!最新話まであらすじ込みで徹底解説!のまとめ

本記事では『薬屋のひとりごと』文庫本・小説を15巻までネタバレを含めて解説しました。

各巻のネタバレはこちらから!

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