中世の中東に似た異世界を舞台に王太子アルスラーンと仲間達の活躍を描く作家・田中芳樹による日本のファンタジー作品『アルスラーン戦記』。
『アルスラーン戦記』は人気作品の為、小説だけではなくコミカライズ化・アニメ化・ミュージカル化と様々な分野でメディア化されています。
そんな『アルスラーン戦記』の様々な噂を、作品のネタバレ込みで解説していきます。
本記事でわかること
- 『アルスラーン戦記』完結ネタバレ!
- ひどい結末で打ち切りだった?
荒川弘の『アルスラーン戦記』は完結してる?
結論から申し上げると、荒川弘の『アルスラーン戦記』は完結していません。
現在も別冊少年マガジンで絶賛連載中!
コミックでも最新刊20巻が2024年1月9日に発売されたばかりで、21巻は8月に発売予定です。
最新刊20巻ではルシタニア軍との戦いが描かれており、原作では7巻という所ですので完結はまだ先だと考えています。
結論!
作画・荒川弘の『アルスラーン戦記』は別冊少年マガジンで絶賛連載中!
完結・打ち切りと言われている理由は?
完結・打ち切りと言われている理由について大きく2つに分けて解説していきます。
- 原作はすでに完結してる
- 漫画版がもう一つあり、そっちは完結している
原作はすでに完結してる
田中芳樹による原作小説『アルスラーン戦記』は2017年12月発売の第16巻をもって完結しています。
1986年に刊行されてから30年...長編作品が完結を迎え、作者読者ともにお疲れ様でしたという感じですね。
原作は完結していることもあり、漫画版も完結したと勘違いし、このような噂が立ってしまったのではないでしょうか。
漫画版がもう一つあり、そっちは完結している
アルスラーン戦記ですが、1991年に 中村地里先生の作画により、荒川弘先生よりも先にコミカライズ化されています。
こちらは王都奪還編までを全13巻で刊行されていました。
あすかコミックスDXから刊行の中村地里先生の漫画は13巻で完結している為、荒川弘先生の漫画と混同してしまった可能性があります。
よって、作画・荒川弘の『アルスラーン戦記』は完結したと読者は思ったのかもしれません。
『アルスラーン戦記』は何巻まで発売されてる?
現在の発刊巻数
- 小説:全16巻(2017年12月)
- マンガ:全13巻(作画・中村地里 あすかコミックスDX)
既刊20巻(作画・荒川弘 少年マガジンコミックス)
※2024年7月までの情報です
作画・荒川弘の『アルスラーン戦記』作品情報
『アルスラーン戦記』 | 情報 |
---|---|
著者 | 田中芳樹/荒川弘 |
雑誌 | 別冊少年マガジン(講談社) |
連載開始日 | 2013年8月 |
受賞歴 | 第10回全国書店員が選んだおすすめコミック8位 次にくるマンガ大賞2022 Webマンガ部門・第6位 |
ジャンル | ファンタジー/冒険 |
累計発行部数 | 2022年9月時点で累計部数は820万部を突破 |
『アルスラーン戦記』あらすじ
アルスラーンは強国「パルス」の王子にも関わらず、「頼りない」「気弱」「器量不足」と周りから言われ、何物にもなれずにいました。
そんなアルスラーン14歳の時、遠国の異教徒がパルスへ侵攻。
強国「パルス」が負けるわけないと誰もが疑わなかった戦でしたが、「パルス」は敗戦してしまいます。
国を追われた王子アルスラーンは騎士・ダリューンと共に王国を取り戻す戦いの旅に出る歴史ファンタジー英雄譚です!
作画・荒川弘のアルスラーン戦記が今後打ち切りになる可能性はあるのか?
結論から申し上げると、打ち切りの可能性はないと考えています。
全国書店員が選んだおすすめコミック8位に選ばれ、累計部数は820万部を突破していることから作画・荒川弘のアルスラーン戦記がいかに人気かが分かります。
また、最新刊20巻では第1部の完結間近ということもあり、漫画は当分続き、打ち切りになる可能性は皆無かと思われます。
しかし、原作の結末が不評ということもあり第2部(原作8巻以降)からは漫画の制作は行われないのでは?と予想しました。
原作の最終回は、ひどい結末の内容だったのか?
結論から申し上げると、衝撃の結末だったと読者は語っています。
30年かけて執筆された『アルスラーン戦記』、2017年に完結し長い道のりにファンは歓喜しました。
しかし、アルスラーン戦記の結末にファンたちは思う所があるようです...。
以下、ネタバレになりますのでご注意ください。
蛇王ザッハークとアルスラーンの最終決戦!
長く共に戦い続けてきたダリューンが、ザッハークに敗れ戦死...アルスラーンとザッハークとの一騎打ちになります。
打ち合いの末、ザッハークの剣がアルスラーンの右胸に深々と刺さり、アルスラーンの宝剣ルクナバードは、ザッハークの体を一刀両断し、相打ちとなります。
アルスラーンの死の間際、宝剣ルクナバードの後継者を探すこと、そして、ダリューンと同じ墓に埋めてほしいという願いを残し19歳で戦死。
国王を失った「パルス」は崩壊の一途を辿り、アルスラーンと共に戦った16翼将も最後の決戦で残り3人となってしまいます。
その後、16翼将生き残りの3人も2人が病に倒れ、エラム残り一人となり「宝剣ルクナバードの後継者を探す」という使命を守り、とうとう宝剣を引き抜いたものに出会い、エラムはアルスラーンと16翼将に迎えられこの世を去るという終わりでした。
最終巻でエラムが『アルスラーンとは、ひとりの王の名ではない。王としての在りかたをしめす言葉なのだ』と名言を残しています。
この名言1つで結末も含め『アルスラーン戦記』という作品の全てを表しているなとグウの音も出なくなりました。
といっても、結末で主要キャラクターがバッタバッタ死んでいき、伏せん回収もそっぽを向く駆け足の結末に、「第1部の7巻で終わらせておけば名作になったかもしれないのに...」とファンはガッカリした結末感が否めません。
しかし、未完にならず30年かけて完結させてくれたことに、感謝の気持ちは伝えたいと思います。
『アルスラーン戦記』完結ネタバレ!ひどい結末で打ち切りだった?のまとめ
記事のまとめ
- 『アルスラーン戦記』完結してる?
→作画・荒川弘のアルスラーン戦記は完結していません。 - ひどい結末で打ち切りだった?
→打ち切りではないものの、結末は衝撃的!
『アルスラーン戦記』完結ネタバレ!ひどい結末で打ち切りだった?について調査してきました。
作画・荒川弘のアルスラーン戦記は絶賛連載中で、21巻は8月に発売予定となっており、完結にも打ち切りにもなっていませんでした。
完結したのは原作作品の方で、こちらの結末が何やら読者から物議を醸しており、その真相にも触れています。
この機会にぜひ漫画だけの方、原作だけの方は両方合わせてチェックして頂ければ嬉しいです。